パンが好きでパンを作ってみたい…と教室に行ってみるのもいいですよ。
でも一回のレッスンで３０００～５０００円はかかります。
個人で教えているところだと入会金がないところもありますが、
大手のお教室だと、だいたい入会金があるのでさらにかかるかもしれませんよ。
しかも、体験レッスンを受けると勧誘してくるところもあるので、
自分の意思をちゃんと伝えられるようにしましょうね。
でないと、イマイチだったと感じたにもかかわらず、お教室に入ってしまうことになりかねないですからね。
また大手の場合は、先生ひとりにつき生徒数が多くなってしまうけれど、予約がとりやすいメリットもあります。
逆に個人だと、少人数体制でアットホームな雰囲気がありますが、自宅でやっていることが多いため
人数が限られ、予約がとりづらい状況になりがちです。
ていねいにじっくり教えてもらえるというメリットがあるパン教室ですけど、
こちらがお金を払うシステムってことを頭に入れておきましょう。
パン屋で働くと…
パン屋で教えてもらうってことは、働きながらになるため、お金をもらいながらになりますね。
そのかわり、パン以外のこともやらなければいけなくなります。
しかし、自分が携わったパンを、お客様がお金を払ってパンを買ってくれるという
商売の勉強にもなります。
先に実践で、いろいろな経験を積んでから、
パン教室の先生になる…
なんていう手もありますよ！
パン教室からバイトに来た４０代女性の実際のお話
私が個人店のパン屋で働いていたときの頃、
製造スタッフだったおっちゃん（６０代）が、がんばって働いていたんだけど
とうとう体のガタがきてしまい、やめることになったんですよ。
代わりに募集をかけたら４０歳後半のまだ結婚してない伊藤さんという女性が入ってきたんです。
その伊藤さんは、パン屋で働いたことがなく、事務職を２０年ほどしていたんですって。
その時にパン教室に通っていて、パンに興味がでたそうです。
そうしてここで働くことになったんだけど、やはりパン教室でやってただけなので、動きがのんびり。
なかなか流れにのれず、あたふたしてるのをみてて大変そうでしたね。
でも、やる気があった人なのでなんとかやっていくうちにだんだん慣れてはきたものの、
帰りはいつも残業状態。
そんな伊藤さんに話を聞いてみると、
やっぱりパン教室とはぜんぜん違う。
動きが早くてついていけない。
のんびりする時間が全くない。
パンを売るのって大変…
というのが実感でき、いい経験になってる。
やはりやらないとわからないことだった…と！
伊藤さんはいづれ、小さいながらも自分でパン屋を開くのが夢でもあるので頑張れる…とも言っていました。
両方の経験をいかしていきたいと…
パン教室では、お友達と和気あいあいでパンを作っていたので、趣味としてはとても良かった。
でもこのままパンを作っても、自分と周りの人しか食べれてないのがもったいないと感じてしまい、
パン屋に転職。今に至るわけなんです。
このように、この先に何もなく趣味としてパンを作っていくならパン教室で十分。
でもお店を持ちたい、色んな人に食べてもらいたい…と思うなら、パン屋での実践を経験したほうがいいかと思います。
