車でパンを売りにくる移動パン屋さんを見かけたことないですか?
だいたい、決まった音楽を流してたりして…
私の住む町には、決まって週末のお昼前後に現れていたんですよ。
いつもの音楽が流れてきて、「あっパン屋さんだ!」といったように
待ちかまえていたのを思い出しますね。
車には、色んなパンが並べられていて、どれもこれも美味しそうに思えて
ワクワクしながら選んでいましたよ。
その販売の、おじちゃんだったんだけど…
とても愛想がよくて、よく試食を出してくれてたんですね。
それがとてもうれしくて、ついついたくさん買ってしまってたのを今でも記憶に残っています。
パン屋さんに興味を持ったのがこの頃からでしたね。
移動販売に向いてる人とは?
人と接することが好きな人
これはお店の販売でも言えることですが、
さらに移動販売ですと、通りすがりの人を呼び寄せる技術も必要になります。
時間が限られていますので、いかに、お客様を集めるか?が重要になります。
ひとりの仕事でも大丈夫な人
お店の場合は、何か聞きたいことがあったり、トラブルがあったりしたら、スタッフや店長がいるので直ぐに聞ける。
だけど移動販売は自分しかいないので、あわてないで対処できる人がいいですね。
よっぽどの時は電話で聞けますが、基本、なるべく解決するようにします。
また、休憩もその日によってバラバラです。
交代要員がいないので、お客様が途切れたらとるようにします。
当然、ひとりで休憩になります。
人間関係にあまり関わりたくない人
やはりお店ですと、何人ものスタッフがいるとなると、人間関係の問題が必ず出てくるものです。
そういったゴタゴタを避けたい人はおすすめです。
トイレ間隔が長い人
最近ではコンビニで借りられるので、問題はないのですが、まれに貸してくれないお店もあるので
事前にチェックしておきます。
しかし、近くにあったとしてもその時間は一度、お店を閉めないといけません。
なので、なるべく休憩の一回で済むようにしたいものなんです。
トイレが近い方はお店で働くことをオススメします!
移動販売の仕事の流れ
移動販売とは、品物を別の場所に持っていって売るシステムなのは誰しも知っていると思います。
パン屋の移動販売では一日、どんな流れで仕事をするのかまとめてみました。
お店によって違いはあると思いますが大まかに説明しますね。
1.パンの集計…持ち出しのパンの種類と個数をチェック
2.お金、電卓、包材もの(手提げ袋やシール、ビニタイなど)他、必要なものを準備
3.お店または工場で出来上がったパンを車に積む(この時、パンを包装した状態にしておく)
4.目的地で販売
5.パンが完売もしくは、終了時間に戻る
6.残ったパンの集計をして、本日の売上計算をする
7.車の清掃、後片付け
初めは先輩と一緒にまわり、ルートややり方を覚えます。
慣れたらこれを全部、ひとりでこなすことになるけど、
この時間はひとりで任されてる…といった責任感のようなものが出てきますね。
また、ひとりということもあるので気楽な部分もありますよ。
そのお店によって、歩合制だったり、時給だったり、買い取りだったり…と違いがあるので
チェックしようね!
管理人ヒロの移動販売体験談
もともと製造希望でしたが、そこのパン屋募集が、車の移動販売の部門しか空いてなかったんですよ。
どうしようか?悩みましたね。
だって、接客業はあまり得意な方ではなかったから…
いずれ、空きがでたら製造の方にまわしてくれる、と言われたのでやってみることにしたんです。
そこのお仕事のやり方は、お店のパンを持ち出し、その日は決まった場所で一日中売るスタイル。
日替わりで場所が変わるけど、1日に何箇所も回らなくてよかったし
場所も、お店から30分以内のところだったのもありけっこう楽だったんですね。
朝も9時出勤とゆっくりだし、終わりは遅くても16時にはあがってましたね。
出勤してからの作業は、パンの袋詰、種類と個数のチェック、お金の持ち出しチェック、
車の準備、積込みなどの作業をして11時までには目的地に着。
そこから、看板やパンを並べたりとセットします。
そうして準備してると、お客様がチラホラ来出すんですよ。
あー待ってたのよ…とか、
あのパンある?…とか
このパン屋を待っていたんだなあ~と思うと、嬉しくなってきてやる気になるんです。
ひとりでやり始めたときなんかは、緊張緊張でお客様に話しかけられず、
ただボーっと立っているしかなかったのに
こんなにも必要としてくれるなんて…自分の存在が実感できたんです。
それからと言うもの、声出ししてお客様を呼び込むまでに成長したんですよ。
自分がこんなに変われたなんてこの仕事のおかげだと思ったんです。
はじめは1万円も行かなかった売上が、慣れてきた頃には3万円にもなっていたんです。
しかもお得意様もできたり、大量に買ってくれたり、話をしにきてくれたり…と
お客様と仲良くなれるまでなったんです。
本当に、この仕事をして自分がこんなにも成長できたことに気づけてよかったと思いましたね。
まずは、苦手かも…と思ってもやってみなきゃわからないってこと!
何でも始めることが大事。