パン屋さんでパンを作る仕事をしたいけど、パン生地を作ったり焼いたりする以外ってどんな作業があるんだろう?
なんて、全くのパン屋バイト初心者さんには、ちょっと気になることではないでしょうか?
そこで今回は、
- 個人店でのパン製造以外の作業
- 工場でのパン製造以外の作業
- まとめ
について、私のわかる範囲内でまとめてみました!
私が初めてパン屋さんで働くとなった時に、パンの生地を作ることや焼くことしか頭になく、こんな仕事もあるんだ~と始めてわかったため、少しでも働く前に心の準備ができればなぁ~と思います。
それでは早速、見ていきましょう!
個人店でのパン製造以外の作業
1.具材の仕込み作業
パンを作るのに欠かせない具材。とくにこだわりをもっているパン屋さんでは、ほとんどが手作り。
例えば、
カスタードなどのクリーム系
メロン皮
季節のジャム
カレーパンの具
グラタン
ミートソース
明太子、ガーリックバター
などパンに必要な具材を作ります。
一方、スーパーなどのインストアベーカリーでは、自家製とうたってないものはほぼ、業者で頼むものが多い。
その場合は、パン生地にのせるだけ、絞るだけ、塗るだけ…となるので、ほとんど具材の仕込み作業はありません。
そのかわりに、業者に発注する作業となります。
2.材料の発注をする
パンを作るのに必要な粉類や具材などを業者に頼んだり、買い出しに行ったりする。
そうそう、業者がお休みだったり、頼み忘れたりした時なんかは、近くのスーパーに行って買いに行くことが度々。
意外と気分転換ができてラッキー!
3.事務作業
その日のパンの製造個数や、ロス数(失敗したもの、売れ残ったものなど)をPC又は製造表などに記し、1日の売上計算をする。
この作業は、店長など上に立つ人が行うことが多いかな…
なので、個数チェックから始めていくかと思いますよ。
4.新商品を考える
季節やイベントなどに合わせてアイデアを出し合う。
新しいパンが決まったら、試作から発売までの予定をたてる。
5.掃除をする
作業の最後は当然、掃除があります。
- 使った器具類(ヘラ、ナイフ、天板、タッパー)などを洗う
- オーブン、ミキサーの拭きそうじ
- 床などをモップやブラシでそうじ
というように、けっこう、粉や食材などで汚れてしまうので、毎日掃除は徹底して行ないます。
工場でのパン製造以外の作業
工場勤務の場合、バイトとなるとパン生地を作ることはできません。社員となった人でさらに経験を積んだ人でないと任されないのです。なのでバイトとなると、パンに携わる仕事となります。
実際、私は工場勤務をしたことがありません。なので、知り合いのバイト経験者に聞いた内容をお伝えしますね。
1.パン具材トッピング
同じパンの具材、例えば、アーモンドスライスがのっているパンで、上に飾るとか、ホットドッグのソーセージをのせるとかをひたすらそのパンの生産が終わるまでのせ続ける。
2.パンの不良チェック
レーンで流れてくるパン、例えばクリームパンの場合ではクリームがはみ出していたり、トッピングがあるものなのにのっていなかったり…などを目視でチェック。チェックされたパンは廃棄する。
食品業界あるあるだよ!
3.パン包装
バターロールやスティックパンなどを決まった個数を袋に詰めていく。
4.シール貼り
よくパンの袋に、ポイントシールが貼ってありますよね。あれをひたすらレーンから流れてくるパンの袋に貼り付けます。
シールでなく袋に印字されてきてるみたいなので。
5.箱詰め
袋詰されたパンを平たいプラスチック箱(スーパーなどでパンを陳列している場面によくありますよ)
その箱に並べていく。
6.箱詰めしたパンを配送トラックに積みこむ
7.バンジュウ(バンジュウ=パンを入れる箱)の洗浄
バンジュウの数が100個は当たり前。なにせ工場のパン製造数がハンパないのでバンジュウ数も数え切れないほど。
8.工場内で使用されている容器を洗浄
9.ゴミ運び
かなり大きいゴミカートがあります。
こんなにゴミが出るのか?と思うほど山積みです。
だいたいゴミカートの大きさは軽自動車くらいですかね~
ってか、すごすぎでしょう!
それをゴミ置き場に捨てに行く。当然、分別して捨てなければいけない。
聞いた作業は以上ですが、他の作業はまだまだあるかと思います。
このように、いろいろと作業内容はありますが、半日もしくは一日中同じ作業が続くことは当たり前。
こちらの工場の仕事では、単純作業が好き、黙々と作業をしたい人にあってるかと思います。
まとめ
今回、パンを作る以外にどんな仕事があるのかについて、個人店と工場での作業についてお伝えしました!
パンを作るのに欠かせない作業が、こんなにもあるということがわかったかと思います。
それにしても、個人店と工場での働き方がこんなに違うものだと改めて感じました。
どちらにしても、働く前にひと通りのことがわかっていると、気持ち的にも安心です。
自分はどのタイプのパン屋さんで働くのがいいのか?を考えてからバイトを始めたほうがいいかもしれません!