販売は、お店の看板娘(息子?)
と思われるくらい重要なポジションですよ!
なんて…これから販売の仕事を検討中な人にそんな事を言ってプレッシャーをあたえちゃってたらゴ・メ・ン・ナ・サ・イ・ネ。
でもパン屋さんに行くと、なんだかそこのスタッフがステキに見えたりしませんか?
それほど魅力的だっていうことをいいたかったんです。
それでは、前ぶりが長くなってしまったのでさっそくパン屋の販売についてできる限り説明していきますね。
パン屋販売の仕事で必要なこととは?
人と接することが多いため、コミュニケーションが必要となりますね。
やはり販売では、どうしてもお客様とのやりとりもあるし、時には笑顔も必要です。
そのお店の看板となるわけですからね。
それが、ムスッとした態度だったり、嫌な言い方をしたら、お店にとって悪い評判になってしまうんですよ。
はじめは、緊張して受け答えがうまくいかないこともあるでしょう。
でも正直に、入ったばかりで申し訳ありません…などの一言があれば、
お客様もわかってくれるんですよ。
慣れてくれば、お客様と気軽に話せるようになるし仕事も断然、楽しくなります。
そのお客様との信頼関係が築ければお店の評判も上がり、あなたの販売員としての重要さも認められます。
ただただお金のために働く…だけじゃつまらないですからね。
そこまでを目指して働くと目標ができ、自分のスキルも上がりますよ!
パン屋販売お仕事
販売はレジや接客だけでなく、他の仕事もあります。
こちらの記事には、パン屋全体のお仕事の流れを書いていますので、販売以外にも興味がある方は詳しくわかると思いますよ!(パン屋さんのアルバイトってどんな仕事?)
それでは販売のお仕事をざっとあげてみます。
- レジチェック
- レジ打ち
- 接客
- パンの袋詰
- トレー、トングの消毒、補充
- パンの品出し
- レイアウト
- プライス付け
- 試食を出す
- 掃除
- パンの仕上げ作業補佐
- パンのスライス
- 焼き菓子のラッピング
- 洗い物
- レジ周りでつかう袋やテープなどを補充
- レジ確認
こんな感じでありますが、お店によってちがいが多少あります。
私がわかる範囲内でもう少し具体的に説明していきますね。
まず
1.レジチェックは、だいたいお店の店長や責任者がオープン前に決まったお金を入れます。
その後で販売が、もう一度いくら入ってるかチェックします。
これで、入金の確認ができたことになります。
このチェック作業は、慣れてきたら任されるお仕事だと思います。
他にレジチェック作業といえば、途中で売上金額とレジのお金があってるかの確認です。
これは、お金の受け渡し作業が、間違いなくできてるかがわかります。
2.レジ打ちに関しては、そのお店によって商品名で打つレジと電卓方式レジがあります。
大手チェーン店や最近のお店では、レジに商品名がかいてあるので、それを押せばいいだけです。
その場合、金額は覚えなくても大丈夫ですが、商品ボタンの配置を覚えることになります。
電卓方式のレジの場合は、商品名と金額をおぼえます。
3.接客では、あいさつと最低限の受け答えができることです。
わざわざこのお店に買いに来てくれたお客様なのですから、感謝の気持ちで接することが何よりも必要。
4.パンの袋詰では、入れ方が決まっています。
まず、焼き立ての場合、袋に入れますが必ず口を開けておきます。
なぜかというと、熱でこもってしまいせっかくのパンがしわしわになってしまったり、ベチョベチョになってしまったりするのを防ぐためです。
またフランスパンなどハード系では、紙袋にいれます。
焼き立てのパリパリの食感に焼きあがったものには、余分な水分があるため紙で吸い取ることによって、食感が持続します。
その他、潰れやすいものは一個ずつ包装して一番上になるように入れるとか、
上にアイシングの飾りがあるものは、ビニールの袋につかないように紙などで巻いてから入れるとか…など
気をつけながら作業することになります。
なにせ、パンですから優しく丁寧に入れてあげましょう。
5.トレー、トングの綺麗さ
ふき忘れや汚れがこびりついてることを見かけたりしませんか?
こういう時って、せっかく買いに来たのに残念…なんてお客様に思わせてしまうので
いくら忙しくても丁寧にこなします。
6.パンの品出しでは、焼き上がったものを即座にお店に並べます。
また、売れてしまって、スカスカな感じにならないように工夫したり、補充したりします。
7.レイアウト…これはセンスがでます。
基本の並べ方がありますが、売れてきたりするとパンをまとめたりする作業があります。
いかにきれいにまとめるか?ですが、まとめすぎるとショボい感じにも見えてしまうので
適度にバランスがとれてる並べ方が重要になります。
9.試食を出す…一口サイズに切り分け小出しします。
多く切ってしまうとパンの断面から乾燥してくるので、せっかくの試食が美味しくなくなってしまいます。
なので、フタ付きのお皿でだすなどの工夫をします。
11.パンの仕上げ作業補佐…
窯から焼きあがったパンが出てきた時に、
例えば、つやだしにメープルシロップをぬるとか、コロネのクリームを詰めるとか…
お店に出す前の仕上げ作業
12.パンのスライス…
スライサーというパン切りの機械がどこのお店でもあります。
このスライサーで4枚、5枚、6枚、8枚、10枚切り、サンドイッチ用というように食パン類のカットをします。
16.レジ確認…
1.でもありましたが、最後に自分が上がる前にもう一度、売上とレジ金の確認作業をします。
このようにお店によって作業することが違うかもしれませんが、私が販売した経験では
こんな感じでしたよ。
ヒロのパン販売体験談
パン屋でバイトしようと思い、製造希望だったんだけど空きがなく、
しばらくの間、販売の方でやることになったんですね。
私はというと、それほど接客業は得意な方ではなかったので不安があったんですね。
初めは、先輩と一緒に教わりながらやっていたので、それほど緊張もすることはなかったんだけど、
ひとりで任された日なんかは、心臓ドキドキでした。
間違えたらどうしよう~
お客様に何か聞かれたら答えられるかな~
レジでつまって迷惑かけちゃうかな~
などなどの心配事でいっぱいいっぱいで仕事をしていたら、
お客様が、
「大丈夫?あわてなくていいよ。」
と言ってくれたんです。
私の必死さがでていたんでしょうね。
その言葉で、力が入っていた体が抜けたように軽くなったんです。
その力が入っていた間は、あいさつしかしなかったような…というか話しかけないで~
というオーラをだしていたように思えます。
お客様は、真面目にやっていればわかってくれるんです。
しかもレジで間違えても、ちゃんとあやまれば許してくれますしね。
慣れてくると、コミュニケーションもとれるようになってきたんですよ。
お客様の好みのパンがわかってきて、にたようなパンをオススメしたり…
新商品をオススメして感想をきいたり…
どういったパンを作ってもらいたいかをきいたり…
お客様がどういうものが望みなのかを聞き出せるようにまでなったんです。
そうなるとお客様とお話できるのが楽しくなってくるんです。
雑談もありますが、いろいろな情報も入るので、話のネタが増えます。
前までは、パンが美味しければお客は来る…と思っていたんだけど、
販売を経験してからは、お客様が来るのはパンが美味しいからはもちろんだけど
お店の雰囲気も重要なんだとわかったんです。
どんな仕事でも、ただやってるだけではつまらないですから、
自分で目標を立ててもいいですし、その中での楽しさをみつけるとやりがいが出て
仕事の付き合い方が変わりますよ!
さあ早速、思いきってバイトしてみませんか?